多汗症って?

思春期の多い原発性局所多汗症とは

思春期に多い多汗症の1つとして「原発性局所多汗症」があります。
今まさに他の人より汗の量が多いと悩んでいる方もいるかもしれません。
自己判断で対処をするのでは無く、医療機関を受診し適切な治療を受ければ解消できるのです。
そこでここでは、原発性局所多汗症について考えていきます。

原発性局所多汗症とは

幼少期から思春期にかけて発症する多汗症の1つです。
手のひらや足の裏に多量の汗をかくのが特徴。
精神的な緊張がその原因とされています。
症状によっては、手足に汗のあせものようなものができてしまったり、カビや細菌で感染を起こすことも考えられるのです。
時間帯は10時~18時が多いとされていて、睡眠時には汗が止まるのも原発性局所多汗症の症状です。
手足のほかには脇の下にも同様の症状が見受けられることもあります。

治療方法について

治療方法は以下の通りです。

・外用薬

発汗を抑える外用薬を患部に塗布します。

・イオントフォレーシス療法

微弱な電流を流すことによって発汗を抑える方法です。

・ボツリヌス両方

ボツリヌス毒素を注射することで、汗腺への刺激をブロックし発汗を抑える方法です。

・外科的手術

胸部に内視鏡を挿入し、交感神経を切断したり汗腺を除去する手術です。

上記のほかにも、神経ブロック・レーザー療法などが代表的。
極度の緊張やストレスによって生じている原発性局所多汗症であると診断された場合には、心療内科的な視点から抗不安薬や精神療法が用いられることもあります。

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